App Store審査で却下されたアプリを抗議して通した話
はじめに
App Store Connectでアプリを申請したら、却下されました。
しかし、却下理由がどうにも納得いかない。
そこで長文で抗議したところ、無事に審査が承認されました。
今回は、いわれのない理由で却下されたときは反論してみようという話です。
ヤクカルというアプリを作った
私が作ったのはヤクカルという薬剤師向けの計算アプリです。
錠剤や漢方などの薬の、包装単位やシートの枚数を計算するためのもの。
現場の薬剤師しか使わないような超マイナーなアプリですが、絶対に便利だし、喜んでもらえるはずと思って開発しました。
App Store Connectに申請
スクリーンショットを撮って、説明文を書いて、いろいろ設定して。
ようやく申請が完了。ワクワクしながら審査結果を待っていました。
ところが、返ってきたのは却下の通知でした。
納得いかない却下理由
却下理由の原文はこうでした。
"The app includes features that calculate medical dosages but was not submitted by the manufacturer of those medications or by a recognized institution, such as a hospital, insurance company, pharmacy, or university."
要するに「薬の服薬量を計算する機能があるが、医療機関や製薬会社などのアカウントではない」ということ。
いやいや、待ってくれ。
これは絶対にアプリの内容を確認していない。「薬」とかのキーワードで機械的に弾いているだけだろう。
私のアプリは服薬量の計算なんてしていません。単なる分割計算です。
例えば「84錠 = 14錠シート × 6枚」のような、包装単位の計算をしているだけ。
反論材料を調査
まずはApp Storeで類似アプリを調べてみました。
すると、普通に似たようなアプリがいくつも公開されているではないですか。
どう見ても個人開発のアプリもあります。
自分のアプリだけ却下されるのは、どう考えてもおかしい。
英語で抗議文を送る
というわけで、App Store Connectの返信機能を使って抗議することにしました。
書いた内容はこんな感じです。
- 自分のアプリの機能についての詳細な説明
- このアプリでは分割計算をしているに過ぎないこと
- 似たような機能を持つアプリがすでに公開されている前例
これらをつらつらと長文で書きました。
まぁ、全部AIに書いてもらいましたが。
あわせて、アプリのカテゴリを「メディカル」から「ユーティリティ」に変更しました。医療アプリではなく単なる計算ツールであることを明確にするためです。
結果:返信なしで承認
抗議文を送って返信を待っていたところ、数日後に通知が届きました。
開いてみると、審査承認の連絡でした。
抗議への返信は一切なし。少しモヤモヤしましたが、結果オーライです。
おわりに
App Store Connectで却下されたからといって、すぐに諦める必要はありません。
もちろん、バグがあるとか、ガイドライン違反が明確な場合は素直に直すべきです。実際、私もそういう経験はあります。
でも、理由が納得いかないなら、一度反論してみる価値はあると思います。