AKAMATSU / PINUS DENSIFLORA

赤松仕立て図鑑あかまつ

赤松(あかまつ)は、内陸の乾いた土地や山の尾根に生える松です。赤褐色の幹肌が薄くはがれ、葉は細く柔らかく、黒松の雄松に対して雌松(めまつ)と呼ばれます。品種と苗の見方を押さえたうえで、仕立ての形を完成図で一覧にし、赤松に似合う形をまとめました。

ほかの松との見分け方は 松3種の比較 にまとめています。

葉2本1組
長さ7〜12cm。細くやや柔らかく、淡い緑。触ってもあまり痛くありません。
幹肌みきはだ
赤褐色で薄くはがれます。若木は白っぽい褐色で、赤みが出るのは樹齢10年を過ぎた頃からです。
ジン神
枝先や芯が枯れて、白く残った部分。枝を減らした文人木では、枯れ枝の跡で年月を見せます。
系統と品種

名前のついた赤松

赤松の園芸品種は、主に庭木として流通しています。

どんなものか
タギョウショウ多行松。根元から多数の幹が出て、傘形になる
ジャノメアカマツ蛇の目松。葉にクリーム色の模様(斑)が入る
シダレアカマツ枝が垂れ下がる

盆栽向けの八房性(芽数が多く枝葉が細かい性質)の赤松について、品種名を確かめられる出典は今回見つかりませんでした。赤松の盆栽は、品種名よりも、苗そのものを見て選ぶことになります。

苗の見方

実生の苗と、若い木の幹肌

赤松の苗は、種から育てた実生(みしょう)の苗や挿し木の苗が多く出回っています。

完成図カタログ

赤松の形と呼び名

松で見かける形を、見どころで3つに分けて赤松で描きました。各カードの印は、下の「赤松に似合う形」での見立てです。印のない形は、別の楽しみ方の形です。同じ形をほかの松で描いたものは 3種の比較 で見られます。

おすすめ

赤松に似合う形

上のカタログの形のうち、赤松の性質がいちばん活きる形を挙げました。○(似合う)の形は、カタログのカードの印で見られます。性質は出典のある記述によるもので、どの形を挙げるかはこのページの見立てです。

赤松らしさが一番出る細い幹と赤い幹肌を見せる形

3種の手入れの違いと、形ごとの向き不向きは 松3種の比較 にまとめています。

出典

参考にした情報

完成図は、盆栽の販売サイトなどに並ぶ実物の写真を見て形の特徴を描き起こした模式図です。